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スマホでデシベルを測定する方法:騒音計アプリとブラウザの使い分け
スマホでデシベルを測る方法は2つあります。今すぐ測りたいなら、インストール不要で使える無料のブラウザ騒音計。記録を残したいなら、iPhone用の騒音計アプリです。米国NIOSHの研究では、よくできたiOSアプリは基準器との差がおよそ±2dBでした。ブラウザでの測定は校正していない目安値で、誤差はおよそ±10dBです。どちらも騒音の目安を知るのに役立ちますが、校正済みの騒音計の代わりにはなりません。
最終更新:
無料の騒音計で今すぐ測る App StoreでDecibel Shieldを見る
ブラウザの騒音計とアプリの違い
| 無料のオンライン騒音計 | Decibel Shield(iPhoneアプリ) | |
|---|---|---|
| 使える端末 | iPhone、Android、パソコンのブラウザ | iPhoneのみ |
| インストール | 不要 | App Storeから無料 |
| 表示される内容 | 現在の値、最小・平均・最大、その音量の安全な時間(NIOSH) | 現在の値と主な周波数。日時つきで保存 |
| 校正 | 校正なしの目安値(誤差およそ±10dB)。端末ごとの初期値を1dB単位で調整可能 | iPhoneの機種ごとの補正を内蔵。Premiumでは微調整も可能 |
| 長期の記録 | 1回ごとの測定のみ | バックグラウンドで測定を続け、数週間から数か月の履歴と傾向を確認 |
| 通知 | なし | 設定した音量を超えると通知 |
| 保存 | レポートをCSVまたはPDFで保存 | 履歴をCSVで書き出し |
| プライバシー | 録音も送信もされません | 測定はスマホの中で行われます |
| 表示言語 | 日本語 | 英語 |
ブラウザで測る方法(iPhone・Android共通)
- 無料のオンライン騒音計を開きます。アプリのインストールも登録も必要ありません。
- 「測定を開始」を押し、ブラウザに聞かれたらマイクの使用を許可します。
- スマホを音のするほうへ向けて、約30秒そのまま持ちます。大きな数字が現在の音量で、その下に最小・平均・最大が表示されます。
iPhoneのSafariでもAndroidのChromeでも同じように動きます。音声は録音も送信もされません。表示された数値の意味はデシベルの目安一覧表で確認できます。
iPhone用の騒音計アプリで測る方法
測定結果を残したいなら、アプリのほうが向いています。Decibel ShieldはiPhone用の騒音測定アプリで、App Storeから無料でダウンロードでき、料金を払わなくても測定できます。任意のPremiumでは、校正の微調整などの機能が追加されます。
バックグラウンドで測定を続け、数週間から数か月の履歴と傾向を確認でき、設定した音量を超えると通知します。履歴はCSVで書き出せます。
アプリの画面は英語です。Android版はありません。Androidでは上のブラウザ騒音計をお使いください。
スマホの測定はどのくらい正確?
もっともよく引用される研究は、米国NIOSHの研究者Chucri KardousとPeter Shawによるものです(Kardous & Shaw, JASA 2014)。スマホの測定アプリを校正済みの基準システムと比べたところ、よくできた一部のiOSアプリは基準との差がおよそ±2dB(A)で、現場用のタイプ2騒音計の許容差に近い結果でした。外付けの校正済みマイクを使うと、およそ±1dBまで縮まりました(追跡研究, JASA 2016)。
ただし、どのアプリも正確というわけではありません。130本を超えるiOSアプリのうち試験の基本条件を満たしたのは10本で、基準から約2dB以内に収まったのは4本でした。Androidでは62本のうち試験できたのは4本だけです。Appleは機種数が少なくマイクの部品を厳しく管理しているため、アプリが機種ごとの補正を持てます。Androidは数千の機種があり、マイクの性能も大きく異なります。
ブラウザの騒音計は基準音で校正していないため、表示はおよそ±10dBの誤差を含む目安値です。
正しく測るための4つのコツ
- ケースを外す。厚いケースはマイクの穴をふさぎ、数値が数dB変わることがあります。
- マイクを音源に向ける。多くのiPhoneでは主なマイクは本体の下端にあります。テーブルに平らに置かず、音のほうへ向けてください。
- 大きな音の限界を知る。スマホの小さなマイクは、およそ90〜100dBを超える音で頭打ちになり、コンサートや機械の音は実際より低く表示されます。
- 低音は低めに出ると考える。スマホのマイクは低い周波数を拾いにくいため、体に響くサブウーファーの音も数値では小さく表示されます。
騒音計アプリを選ぶときのポイント
- 精度を正直に示している。どのくらいの誤差があるかを明記し、認証済みの騒音計の代わりになるとうたっていないアプリを選びましょう。
- 機種ごとに補正できる。iPhoneは機種によって差があるため、機種別の補正があり、信頼できる騒音計に合わせて調整できるものが安心です。
- 平均値が見られる。聴力の基準は時間の平均で決まっているため、その瞬間の数字だけでなく、最小・平均・最大が見られるものを選びます。
- A特性に対応している。職場や聴力の基準はA特性のデシベルで示されています。米国NIOSHの基準は8時間平均で85dB(A)です。
- 履歴を書き出せる。騒音の問題を記録するには、日時つきの測定値をCSVなどで保存できると便利です。
スマホでは足りない場面
スマホのマイクは声を拾うために作られています。低い周波数は弱くなり、およそ100dBを超える音が続くと頭打ちになって、実際より低く表示されることがあります。風やケース、持ち方でも誤差が出ます。法律、職場、契約に関わる測定には、IEC 61672に適合した校正済みの騒音計が必要です。
よくある質問
スマホで騒音は測れますか?
測れます。ただし目安です。ブラウザの騒音計なら、インストールなしで今すぐデシベルを測れます。校正していない値なので誤差はおよそ±10dBです。よくできたiPhoneアプリなら、NIOSHの研究で基準器との差がおよそ±2dBでした。
無料の騒音計アプリはありますか?
あります。Decibel ShieldはApp Storeから無料でダウンロードでき、料金を払わなくても測定できます。アプリの画面は英語です。インストールしたくない場合は、ブラウザで使える無料のオンライン騒音計があります。
Androidでもデシベルを測定できますか?
できます。無料のオンライン騒音計はAndroidのChromeで動きます。Decibel ShieldアプリはiPhone専用です。Androidは機種ごとにマイクの差が大きいため、表示は目安として見てください。
測った値は騒音の苦情に使えますか?
状況を記録して説明する材料にはなりますが、公的な証拠にはなりません。正式な測定には、IEC 61672に適合した校正済みの騒音計が必要です。